2015年10月01日

タナカ M1897 マルファンクション修正とボルト製作

おひさしぶりです、コゴロウです
うヮ、3ヶ月あいてしまいました…orz

アクセス数を見るとこの間もほぼ一定の数があって、巡回してくださっているのかなぁ…
どうもありがとうございます!!



さて、先々月くらいに頂いたご相談なんですが
タナカのM1897ショットガンのマルファンクションを修正してほしいとの事

ポンピングしてチャンバーにシェルを送る際、初弾は正常に送られるものの
マガジンチューブに留まっていなければならない次弾が飛び出してしまうという……

タナカ M1897 マルファンクション修正とボルト製作

同じな様なお悩みをお持ちの方もいらっしゃるそうですね
こういった場合は大抵シェルストッパーに不具合が発生しています(タナカでいう左右のカートリッジ・ストップ)

タナカ M1897 マルファンクション修正とボルト製作

タナカ M1897 マルファンクション修正とボルト製作

キャリアーの昇降によって、この左右のカートリッジ・ストップを押し開き
マガジンチューブ内のシェルを制御しているわけですね

柔らかいプラレシーバーにこの板バネが寄り掛かっているのとジンク製なので
とうぜん限度はあるかと思うんですが、様子をみながら少しづつ削って当たりをつけます

タナカ M1897 マルファンクション修正とボルト製作

矢印だらけになってしまいましたが斜面を変えることによって、シェル制御のタイミングを変える感じです

そうこうしてマルファンクションの修正が終わったところ
メタルギアソリッドよろしく、
「・・・!!!!」
な状態に…

こちらも結構ある症状らしいんですが、ボルトの右側エキストラクター部分にクラックが・・・

強度的にみれば金属化が良いわけですけども、まぁそうも行きませんので
クラック部分を修正して、マスターとし、ウレタン成形で複製しました
(複数必要ということもあり、しっかり精度を出してくれる専門業者さんへ発注しました)

タナカ M1897 マルファンクション修正とボルト製作

大きな穴は中子(型の一部)をこちらで用意し、細かい穴は埋めておき 後加工にすることにしました
強度はアップするわけではないので、これも消耗品と割切るよりないんですが
純正品より滑りは良い印象です

ご依頼者さん曰くパーツのメーカー供給が止まっているそうです…
これで幾分かは心配なくポンピングできるかもです…ご依頼者さま…






Posted by Inertia Sense  at 00:28 │Comments(5)タナカ M1897

この記事へのコメント
お久しぶりです!

さすが、原因解明から対策までのプロセスに無駄が無いと言うか迷いが無いと言うか。素敵です。
更にはスペアパーツまで作ってしまうとは… 凄過ぎです。
Posted by あじゃあじゃ at 2015年10月01日 01:10
どーも!大変好調です!ありがとうございます。マジ、楽しく動かしてます!ショットガンはこうでないと、と心おきなくやってます。例のボルトですが、確かに滑り良いです。ノーマルからすると本当に滑らかですね。今回もありがとうございました。
Posted by シャッガンマニア at 2015年10月01日 02:33
あじゃ様

どうも、お久しぶりです!
いやはや、恐縮です
でも、毎回切り上げのタイミングは悩んでしまいますww


シャッガンマニア様

確かに純正品より表面硬度がありますので、潤滑と対摩耗性は上がっているかと思います
心おきなくお楽しみくださいませ!
Posted by コゴロウコゴロウ at 2015年10月01日 17:21
コゴロウ様

個人的な都合によりミリブロを退会しましたので、
せっかくお気に入りにいれて頂いている「Rバット」
も全削除ということになりました。

いろいろとありがとうございました、
またブログ再開した時には挨拶に伺いますので
どうぞ宜しくお願い致します。
Posted by sirokuma at 2015年10月07日 13:55
sirokuma様

こちらこそ大変お世話になりました。
sirokumaさんならではの視点と感じ方に、感心・歓心させていただきました。
それでは再開の日まで…
ありがとうございました。
Posted by コゴロウコゴロウ at 2015年10月08日 08:13
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