D坂の上から

大変ご無沙汰です。コゴロウです。
久しぶりなのにトイガンネタではありません。
放置のお詫びに臭い飯を喰ってきました→ウソです。
第42回府中刑務所文化祭2017へ行ってきました。
トイガンネタではないので興味無い方はブラウザバック推奨です。

今日はなぜか早起きで、文化の日かぁ〜 で、 思い出したのは府中刑務所文化祭。
何の気なしに出かける事にしました。

↑人が多くとも規律正しい刑務所はフライング開場はしません

事前情報によると年々来場者が増えているみたいですね。
9時15分ころで結構な人の数。

開場後はひとまず府中刑務所文化祭で何かと名物らしい、刑務所製パンを購入。
皆さんお目当てな様で我先にと売り場までせっせと歩を進めます。
ま、私も列にならび購入します…




↑製造者　府中刑務所！！

刑務所パン、100円也　CP高めです。
事前情報で パンうめぇ 的なのを見ましたが、実際食べてみた感想は、まぁ普通かなと…行列が出来るのって心理的な理由じゃね？？？な感じです。
でも100円ですからCPは高いと思いますよ。

続いて弁当販売コーナーへ



↑左手の建物の陰には、見えている列の5倍くらいの人がならんでます



麦飯弁当、800円也　
ちなみに平成２３年版 犯罪白書によりますと受刑者一人当たりの1日の食費は511.75円だそうです。

チラシによると 刑務所レシピ弁当 ということです。
よく 臭い飯 云々〜 なんて言い回しがありますが、味はマズくないですよ。病院食なんぞよりよほどおいしい(あくまで個人の感想です)。
イメージとしては 臭い飯=マズいご飯 ですが時代なんでしょうか？ それとも単に文化祭仕様なんでしょうか…
真偽を確かめるには”正規ルート”で入所しなければならないわけで……

ただ値段とのバランスを考えると…"イベント"弁当といった感じ…


さてさて、わたし的に今回のマスト、プリズンアドベンチャーツアー(所内見学)であります。





↑吸い込まれる様に入って行く受刑者見学者

上記の門を入ると改めて「入所」と「出所」の注意事項の説明を受けるのですが、係員が説明の中でやたら「出所」と繰り返すので笑いが起きていました。

所内は撮影禁止なので画像はありません。黄色い立入禁止テープで仕切られた順路を淡々と進んで行くツアーで
要所にコンダクターが配置される訳でもなく、ユーモアもなく…良くも悪くもニッポンの”官”だなと…
私のしごと館とキッザニアを思い浮かべてしまいました。
まぁ場所が場所なので難しいのかもしれないし、これでいいのかもしれませんね。
想像と違って思いのほか刑務官・職員の対応は良かったですよ。

ともかく今回見学したのは、作業場2箇所(革工芸、印刷)、浴場、体育館内に緊急対策設備の展示(飲料水に変えるマシーンや投光器など)でした。
工場は整理整頓が気持ちの良い空間でした。正直もっと重苦しいものを感じるかもと思っていたのですが違いました。

今回もっとも所内の受刑者生活感を見て取れるのが浴場でしょう。
造りはこちらにある風呂画像に似ています。余暇や嗜好のない整然とした感じですね。

実際には見れなかった雑居房や独房はパネル展示会場にジオラマがありました。




こちらは刑務作業製品の販売
木工製品が多かったですね。見極めのできる方なら もしかしたらお値打ちなものもあるのでしょうか？？




そしてもうひとつ。
府中刑務所と言ったら面する通りで起きた、三億円事件の現場でもあります。


↑画面の奥方向に逃走した模様


↑どうやら標識のあたりが現場のようです


↑通り過ぎて振り返った図。当時と連綿とするのは恐らく空だけ

今もどこかで誰かが笑っているのでしょうか……。

そして娑婆へ還る


非日常は人々を惹きつける…のか…